たまに自分のメンタルのやばい方を思い出し、恐ろしくなる。

私の中には休火山のような鬼がいて、それがいつとめどなくあふれてこころを枯らすかがわからないし、自分の中にそういうものがあるということが怖い。

今は仕事や家のことを何なくこなすことができるし、居場所がなんとなくあると感じられるけど、何かがふりかかったときに、それらすべてがどうでもよくなったり、誰にも会いたくなくなったり喋りたくなくなったりするのではないか、誰かを傷つけるのではないか、損ねるのではないか、という漠然とした不安がある。ゆるやかにそういう状態になってしまって、どうにも手がつけられなくなった自分のことを想像すると、恐怖と悲しみが押し寄せてきそうになる。

 

そういった事態を阻止するべく、私は自分の居場所を毎日毎日確認しながら、それが損なわれないように細心の注意をはらいながら、時に承認欲求を誰かに満たしてもらいながら、おそるおそる生きている。それがなんだかばかばかしく感じることもある。

 

節分は自分の鬼を追い払うためにあるのかも。豆を投げてもたぶん何も変わらないはずだけれど、少しの気休めにはなってくれるだろうか。そういうまじないみたいな効果が季節の行事にはあるんだと思う。いつも特に何もしていないけど。