風邪

土曜の朝に発熱した。前の晩の就寝時にやや寒気がしたのだが、最近冷え込んでいるしと特に気にせず布団に入った。翌朝早朝に、具合が悪く目覚め、まずいと思い熱を測ると37.8。私は平熱が高いとはいえ、しっかり発熱していることに焦る。

会社のガイドライン上は、発熱後8日、解熱後4日は在宅勤務となっているので、私は来週まるごと在宅勤務となることが決定した。気がかりなのは、前日に食事をした友人である。半個室のようなソファ席だったため比較的距離はとれていたものの、2時間近く換気のあまりよくなさそうな場所で飲食を共にしてしまった。

こういう時にどう報告するのが適切なのかとても悩んだが、正直に現状を言うしかないと思いそうした。現時点では味覚嗅覚に異常はなく咳もない。今後熱が下がらなかった場合は保健所へ行くつもりだという旨を伝えた。友人は気遣ってくれ、「会ったこと後悔したりしないからね」と言ってくれたのが救いだった。が、もしこれで私が実際にコロナに感染していて、友人らが濃厚接触者になってしまったとしたら、相手がどうかよりも自責の念に苛まれてしまいそう。でも同時に、こんなに感染者が増えているのだから、いつ自分の番がきても不思議ではない、みたいに妙に冷静になっている節もある。取り急ぎ、週末に予定していた約束たちをすべてキャンセルし、来週の予定も白紙にした。

 

ただの風邪であればしばらく寝ていれば治るはずと思い、週末はずっと安静にしていた。途中で平熱に戻ったりもしたが、結局現時点では熱がまたぶり返してしまっている。家でじっとしていたので、同じ体勢でいる時間が長かったせいでぎっくり腰も併発してしまった。今は熱っぽさと腰の痛みのダブルパンチに加え、もしコロナだったらという不安も頭をよぎり、全然心中おだやかでない。健康ということがいかに大事かということを思い知らされるのは、体だけでなく思考や考え方までどんどん悪い方に考えてしまうときだ。ふだんからゆらぎがちな私なのでこういうときにどうしてもがくっと落ちてしまう。今日は気分にふさわしい音楽を聞いたり、どうでもいいyoutubeを見たりして気を紛らせた。

 

12月に入る前に、真面目にまたダイエットをしたい!と思い、この一週間は私としてはしっかり食事を制限したり運動をしたりしていた。そんな矢先に、こういうことが起きると、出鼻を挫かれた感がすごくて気持ちが縮こまってしまう。そもそもそう思うに至ったきっかけは、恋人とお別れをしたことに他ならないけど、健康を保つことや、見た目を自分が納得できる姿にもっていくことは自分の精神衛生上大事なことだと思って重い腰をあげたのだけど、こうやっていきなり体調を崩すと本当にどうでもよくなってしまう。

あたらしく頑張ろう!と思っていた時に、ふと流れてきたヒゲダンの「Laughter」という曲の歌詞、ふだんはそんなに好きになれない感じの歌詞だけど、そのときはすっと心に入ってきてとても胸を打たれた。聞くタイミングや状況によって、取り入れたい感情や言われたい言葉って違ってくるよなあと思った。そういう話をブログにも書こうと思って、今改めて歌詞を見たけど、やっぱり今はあまりぴんとこなかった。そういうものだよね。

 


Official髭男dism - Laughter[Official Video]

 

Laughterは元恋人がよくカラオケで歌っていた曲。こういう時に限って、また彼のSNSを見にいって、新しい彼とごはんしているところを確認してしまったりして、こうやってどんどん穴に落ちていこうとする悪癖、やめたいけどやめられる日がくるとあまり思えない。

 

12月〜2月は毎年大殺界、というのがずっと脳裏にあって、しかもそれ結構当たっている気がして、なんだか思い込みのような気もして心地が良くない。私は冷えに弱いから、気温が下がるこの時期に停滞するのはやむを得ないと思うので、とにかく心も体もあたたかくすることをこころがけたい。そう思ってAmazonでゆたんぽをポチった。

 

週末

金曜日、急ぎの仕事がなかったし、なんだかそんなにがっつりやる気も出てこなかったので、残務は来週にまわすことにした。なんとなくせわしない日々が続いていたので、思い切り自分おいたわりデーにしたく、ずっと行ってみたかったひとり焼肉専門店に行った。目の前には小さな網。コロナ対策とおぼしきアクリル板で仕切られており、没入感高め。そしてお値段もたっぷり食べて千円ちょいとお手頃...何より自分のペースで好きなものを注文して好きなように焼いて食べられるのが最高だった。もちろん人と行くのも楽しいのだけれど、ひとりでこそできる楽しみというのもあるし。

その後、ひとりでカラオケへ。時節柄やや気にはなったけど、一人だし...と思い行った。30分間だけど、こちらも思うように歌い上げてすっきり。このまま銭湯にも行こうかなと思ったけど、自宅付近にめぼしい銭湯がなく、少し遠くに行かなければならないのが億劫で、家のお風呂に入浴剤を入れることにした。

 

土曜日、少し朝寝坊したけどいつもより早いスタートを切れたのがよかった。けれどなんとなく気持ちがあがらず、結局夕方になるまで部屋を出ることなく過ごした。途中で仕事関連の連絡があり(しかも結構大きな話だった)、あわあわしていたら日が暮れていた。そんな気分を察してか、近所に住む友人がふと飲みに誘ってくれ、出向いた。彼とは10年来の友人で、もうお互いのいろんな部分を知っているから本当に気が楽。私のややこしいところも理解してくれるので毎回かなり甘えてしまう。

恋人とお別れをしてから、またアプリを積極的に活用して恋人探しを再開してみているけれど、とにかく表に出せる直近の写真がないことに焦る。業界的には売れ筋ではない長髪だし、とにかく体系は崩れまくっているし、顔もぶくぶく丸くなっていて、とても自分で自分を認めてあげられそうにない状態なんだ...ということを再認識して、確かにこれじゃ恋人も逃げるわ...とか思ったりした。ということを話して、彼もいまそういう意識だったようで、「このままじゃ恋人がほしいなんていう資格がないよねそもそも」みたいな話から「うちらまじがんばろ!!」みたいな話をして、お互いをそれぞれ認め合い共感し合った(こういうのもっとスマートにいう単語ないっけ?お互い励ましあって高め合うみたいな)。おいしい海鮮もいただくことができて満足。

 

日曜日、毎度のことながら朝寝坊したけど、前日夜にTo doをまとめておいたので、それを実行する!という気持ちで過ごした結果、本当に全部できたのですごくいい1日だった。仕事もやったし、お部屋も少しかたしたし、ex恋人がオススメしていた映画もみることができたし、なんと腹筋ローラーまでした。偉すぎる。。

家に帰ってSNSを覗くとNIKEの広告が炎上していた。私はたしか昨晩だか今朝だかにみて、いいじゃん、くらいに思っていたのだけど、まさかあれを悪い方向にとらえるひとがいるとは思わず驚いた。もう一度動画を見直したけど、やっぱりどうしてもそうは思えなくて、やっぱり何かひとつのものをみて、人がどう感じるかなんてわからないもんだと思った。

私は今日ジムに着ていくTシャツを買う予定でオシュマンズに行ったのだが、なんとなくそのNIKEの広告にいい印象を抱いていた最中だったので、今回はNIKEにしよう!と決めて実際に購入した。SNSの炎上をみるとつい自分の意見を口にしたくなり、今日NIKEのTシャツを買った、ということをつぶやいてみたのだが、その後、このツイートを発見して、そうだよなあと思ってしまった。

 私は単にあの広告には共感したけれど、じゃあ彼らがいままでやってきたことに全部共感できるかというとそうではない気がする(正直よくわかってないところもある)し、彼らのサービスは基本的に好意的に受け止めてはいるものの、そういう声があることをまるで理解しないままつぶやいてことを恥じた(ツイ消ししちゃった...)。

 

何か意見をいう時に、その背景にあるものとか、その他の視点とかを必ず意識する必要はないとも思うけど(逐一調べてたら永遠に自分の意見は言えなくなる気がする)、少しの想像力をはたらかせることを怠りたくはなく、と言いつつも私は割といつも軽率に言葉を発してしまいがちなので、改めて気をつけたいと思った。

 

今こうやってこんな時間にブログを書いて夜更かししてしまっていることが少し残念だけれど、それ以外は総じて有意義な週末を過ごせた。

先日行われた文学系のイベントに出展するために、創作を続ける日々だった。私は詩がずっと好きだと言い続けていたくせに、きちんとした形にするのは初めてで、いざ作るとなるとその大変さに打ちひしがれる毎日だった。詩は自由だと思っていたけれど、自分の検閲にかなうものでないと出して後悔するし、その点でいうと、作り終えた今ももう少しあそこをなんとかしておけばよかった、とか色々思うことはあるのだけれど、とりあえず合格点はあげたいなと思う。し、これによってまた新たな創作意欲もわいてきて、自分にとってとてもいい体験だったと感じている。

特に、本番に帳尻をあわせてそこに向かってベストを尽くす、みたいなことを仕事以外で友人とできたことが、文化祭みたいでほんとうに楽しかった。ずっとやりたいと思っていてできなかったことをやるにはエネルギーときっかけが必要で、それを与えてくれた友人のOくん、詩作をしている間にずっとLINEや電話で応援し続けてくれたHくんに感謝をしたい。

このブログ、誰に公開しているわけでもなく、たぶん前述のOくんとHくんくらいしかみてないはずで、まさに自分の整理のためなので、あまり本人特定されたくなく、詩やらイベントやらの具体的な内容になんとなく言及しづらい。

オープンにしているのはTwitterで、同時にゲイ向けの別アカウントもあり、なんだか表裏を使い分けるのがだんだんめんどくさくなってきた。今となってはもはやそんなに境目もないし、あんまり声高に言いたくないこととか言えないことをゲイ向けに言ってるつもりだけどなんかそれも意味あるのかわからん。

 

あまりにイベントに夢中になっていたので、雨宮まみさんが亡くなって4年が経ったことを忘れていた。当時は「こじらせ女子」という単語がフィーチャーされがちだったけど、今ではもうとても古くさく感じる。まみさんだったらこのコロナ禍をどうすごすのだろうか、とか、宇多田ヒカルの新作が出ると、まみさんにも届いているといいなとか、そういうことを思ったりする。

私は一度だけ早稲田の学祭でのトークを聞きに言ったときに直接お話する機会があり、サインをいただいたことがある。当時は自分的にカミングアウトブーム(恥)だったので、ゲイの仲間にもまみさんファンが多いので今度二丁目で講演をしてください!とか言ってしまった気がする(爆恥)。よくそんなこと言えたな...。能町さんの結婚の奴に記されていたまみさんの話は読むたびにこころが苦しくなる。けどなんども読み返してしまう。そして絶対に生きようと思う。

40才になったら私も誕生日パーティーを開こうかな。好きな音楽とお酒と友人を集めて、ちゃんとドレスアップして。それまでにダイエットしなくちゃ!

お別れ

ここ一ヶ月くらいはずっと生煮えみたいな状態だったので、それが終わったといういみではとてもスッキリしている。

2月から付き合っていた恋人と先ほどお別れをしてきました。

 

結果的にお互いの価値観の不一致っていう話になりそうで、それはもう付き合う時からわかっていたことで、それを擦り合わせていく工程が踏めないまま終わってしまったという感じ。けれど振り返って思うのは、こちらがいくら考えたり寄り添おうとしたところで、すべて先方の気分とかテンションでかわされたり無下にされたりし続けていたなと。

もちろん私にも非はあるのだけれど、もはや打つ手なし、と思うまでそうやって無下にされ続けていたことに、今になって気付いてとても虚しい気持ちにもなるし、憤ったりもする。考え方によれば、この9ヶ月間は徒労に終わったともとれ、しかしそう考えてしまうとおしまいのような気がして、どうにか気持ちを前に持っていこうとしている。

 

なので今はあがったりさがったりを15分ごとに繰り返していて、自分の感情がまだ正確につかめない。すごく腹が立ったり、虚しくなったり、せいせいしたり、すっきりしたり、いろんな感情が押し寄せてくる。こういうことは日常で滅多にないから、やっぱり私にとってはそれなりに大きなできごとだったのだろうなと思う。

自分が心を開いて、丸腰で向き合った相手に拒絶されるっていうことはやっぱりけっこうこたえるし、もう金輪際心をしまいこんでしまいそうにもなる。愛は難しい。

 

ふと見たyoutubeハンバートハンバートがSwallowtail Butterflyをカバーしていてとてもしみた。


ハンバート ハンバート - みんなのFOLKへの道 vol.28

洗濯

生活リズムが後ろにズレている。フレックス制なのをいいことに、最近は11時出社(たまに12時前にずれ込むことも)がデフォルト化してしまい、その分夜が遅くなり、どんどん夜型になっていっている。今日は元に戻そうと早めに帰り、洗濯をしていたら、その間に寝落ちしてしまい変な時間に起きてしまった。結局洗濯はやりなおしだし、取り戻そうとしたリズムは元どおりだし、作戦は失敗に終わった。

 

本当に今年は仕事が忙しい、というか、やるべきことがどんどん押し寄せ終わらない。コロナのあおりを受け、弊社も売り上げがおちており、なんとかこの世相にフィットさせようとあの手この手を試している段階である。

実は今年の秋、ずっと行きたかった専門学校を受験してみようかと真剣に考えていたのだが、それも今年はお預けかなと思っている。その専門学校は、まあ同じ業界の人ならみな知っている有名校で、私はこれまでに2回受験しようと思ってやめている。

1回目は大学生2年生の時。1年後の就職活動開始を前に、どうも普通に就活をすることに違和感を感じたのと、当時興味があったことだったのでダブルスクールを検討していたのだった。結局行きたかった学長のゼミに受かってしまい、そちらが忙しそうだったので、中途半端にならないようゼミの方をとったのだった(結果、ゼミの勉強に身が入らず、卒論は我ながら中途半端に終わってしまって後悔している。だって統計学めちゃ苦手だったのに統計学が避けて通れずわけがわからなかったのだもの...)。

2回目は新卒で入った会社を辞めた時。未経験で雇ってもらえるところがあると思っていなかったので、何かしら学校に通おうと思っていたのだが、たまたま受けた会社から「学校は実務は教えないから、結局実地で訓練した方が早いよ」と言われ、ぴゅあぴゅあだった私は「そうなんですね...!」と100%信じ込んでしまい、受験するのをやめたのだった。結果その会社は数年で、特に納得できるようなスキルもつかないまま辞めてしまった。

そういう背景があるので、落ち着いてきた今こそ...!という気持ちと、年齢的にも2年通って35歳の今こそ...!と思って今年は意気込んでいたのだけれど、結局この忙しさに加え、コロナで授業ももしかしたらオンラインとかになっちゃうのかな...という気持ちが芽生えて断念しそうである。まあお金も潤沢にあるわけじゃないので、やっぱり今じゃなかったorそもそも行くべきではないのかもしれない。

 

前回ジムの話だったけど、結局あれ以来ジムにいけてない。私はそういう人なんだ...「続けたい」とか言って絶対に続かないのよ...こうやって自分との約束を守らなさすぎるから自分を認めてあげられないんだと思うけど、もう仕方ないと最近は思ってしまっている。

 

今日は昨日の雨とうってかわって晴れ、お昼をとろうと外に出たら午後の日差しがとてもあたたかかった。西日ってやさしくていいなあと心から思った。朝日の清々しい感じも好きだけど、なんとなくじんわり包み込んでくれる西日さんは最高です。冬は何かとお世話になります。

 

ミッドナイトスワンが本当にクソつまんなくて、観て数日経ったけどずっとイライラしている。つまんないだけならイライラしないんだけど、監督がツイッターで意味不明なことを言っていて、どおりであわないわけだと思ったけど、なんかそれがイライラの原因っぽい。

いやいや何か世に出す以上社会的じゃないものなんてないでしょうよ、「社会的にしない」 ってそもそも意味がわからない。というか、社会派にしようとしてできなかった言い訳では...とすら思っちゃう。そのくらい映画の中には社会問題が盛りだくさんだったし(盛りだくさんすぎて回収できてない)、あれをもってして「社会的にしない」はねえだろと思いました。

 

洗濯終わったので干してきます。

ジム

昨夜、1ヵ月ぶりにジムに行った。とりあえずそのことを褒めたい。勇気を振り絞って行った自分を精一杯褒めたい。今日ジムで何をしたかといえば、ストレッチポールを使って下半身をほぐしたことと、あとは3km歩いただけである。夜の9時台は結構筋トレガチ勢も多く、私はその玄人がたくさんいる空気が苦手で逃げ出したくなってしまうので、いつも人目を忍んで早朝か深夜に行っていたのだが、今日は勇気を振り絞った。

ストレッチエリアでは、隣にきたお兄さんがガシガシ腹筋をしている。逃げ出したくなるけど、私はただぼんやりとストレッチポールに身を任せていた。ランニングマシンでは当然ながらみんな汗だくで走っている。けれど私は老人のようにひたすら歩くだけ。でもそんな状況が、今日はなんだか愉快に思えて、途中から少しニヤニヤしてしまった。歩きながら聞いた、加藤ミリヤのSAYONARAベイベーのBPMが歩く速度にちょうど良すぎたのがかなり笑えたから、というのもあるけれど、それだけではなくて、まわりからすごくズレてしまっている自分、というのが、本当に自分らしいなと思って、"これでいいのだ"と思えたからである。

 

ジムと私はもう腐れ縁というか、入会しては辞め、辞めては入会し、をもう10回くらい繰り返している。冷静にならずとも、バカだなと思う。健康のためというのは綺麗な建前で、もちろんそれも大きな理由ではあるのだけれど、やっぱりかっこよくなりたいとかモテたいとかそういう理由でジム通いを頑張ろうとするものの、毎回「なんでこんなことをしているのか」と我に返ったり、こんな貧相でスポーツ経験のない人がジムにきてしまっているという違和感や羞恥心から、まるで続けられなかった。

30代に入り、体力の低下や体調不良が慢性化するようになり、建前だった「健康のため」がまさに本丸の理由となってしまい、もはやモテなどどうでもよいのでとにかくあらゆる不調を治したいというすがるような気持ちになってしまっている。

 

今日はCPAPを導入して1ヵ月だったので、定期検診に行ってきた。CPAPのつけ心地があまりよくなく、明け方に無意識下で外してしまうことや、期待したより効果が感じられないことから、正直あまりつけないまま1ヵ月がたってしまった(ジムが続かないのとも共通する私の怠惰な性格...)。そのことを先生から少しお叱りを受け、続けることでかならず改善するということと、つけないと心筋梗塞等のリスクはどんどん高まり続けるということを伝えられ、やっぱり頑張らねば...と気持ちを新たにしたのである。

睡眠時無呼吸症候群を患うほとんどの人は、体重が減少すれば症状が落ち着くそうで、先生からもそれを進められた。もちろん私だって、全盛期(29才のころの私が一番美しく輝いていたと思う)の体重に戻したいので、ダイエットを頑張らない理由などない。

 

帰路、ジムに行かなかったらたぶん一生行かないし、このままいびきをかきつづけ太り続けて死ぬ!!ということを強く心に決めて、家に着くなりカバンを取り替えてジムに向かった私。

とりあえず、頑張った自分をほめたい。これからも継続できるといいのだけれど。。。

9月

とにかく今月は仕事に追われる1ヶ月だった。特に2週目と3週目にかけてミスれない撮影が連続で続き、その後もセレクト作業など、神経を研ぎ澄ませないといけない仕事が続いたので本当に疲れたしすり減ってしまった気持ちだった。忙しい時は、自分を自分で許したり、鼓舞したりする行程がどうしても省かれてしまったり、とてもじゃないけどそういう気分になれずにどんどん自己嫌悪に陥ってしまったりする。そして部屋が汚くなり食生活が乱れ、睡眠時間が乱れ...という負の連鎖をバッチリなぞってしまった1ヶ月だった。10月もそれなりに忙しそうだけれど、少しペースが落ち着きそうなのと、私はこの季節が好きなので、楽しんですごせたらと思う。しかしあと3ヵ月で今年が終わるというのが全然信じられない。

 

先週の連休から今週にかけてはZINEの制作にも取り組んでいて、それが癒しになっている。癒しというと違うのかしら、心地いい刺激みたいな感じだろうか。自分の作品と友人の作品両方のデザインを思案中なのだけれど、仕事とは少し離れて自由に何かをつくることができるのは気持ちがいいなと思う。正確にはひとつは友人のものなので、仕事と同じくらい責任感とかも感じるけれど、2人で話し合いながら進められることが純粋に楽しいし、彼がとてもしっかりしているので(私は甘えっぱなしなのも申し訳ないと思いつつも)安心だったりもする。発表は11月末なので、それまで楽しく有意義な日々が続きそう。自分の作品がまだまるでできあがってないしどうしようか迷っていることだけが気がかりである。

 

どうやら恋人も仕事が忙しいようで、この二週間くらいはあまりコミュニケーションが取れない日々だった。少し連絡が来なかったり間がいつもよりあいてしまうだけで、不安になってしまうものなんだ、と、自分の意外な面に驚いてしまったりもした。

特に昨晩、彼の家の近くでたまたまご飯を食べていて、たまたま彼も近くにいたので会ったのだけど、なんとなく相手から会いたくないオーラが出ていることを察知してしまい、特になにも話さないまますぐに別れてしまった。こちらの思い込みの可能性もあるし、相手の少しの態度を大げさに感知するのはバカバカしい。年上なんだからもう少しどんと構えていたいものだけど、どうしてもそういう態度やオーラを目の当たりにするとひるんでしまう。

今日は久しぶりにご飯を食べてカラオケに行き、いつも通り楽しくすごせた。不安は少しは解消したけれど、結局私はいつも、この恋はどういう終わり方をするんだろうみたいなことを考えがちで、そういうのやめたほうがいいなと思ったりもした。

 

芸能人の自死が相次いでいることに、心が傷んでしまう。7月の三浦さんの一件が衝撃で、しばらく感情がぐらついてしまったので、今回はなるべく情報に触れないようにしたり、あまり深く考えないようにして、なんとなく平静を保って1日すごせたものの、やっぱり信じられないしショック。知名度のある方でこれだけ続いているのだから、一般社会においても今年は自殺者が増えていたりするのだろうか。それとも芸能という職能柄、このコロナ禍において孤独を深めてしまったのだろうか。

私自身、9月は忙しかったことに加え、その過程で自信が極めて削ぎ落とされてしまって、結構しんどかった。特にリモートワークで家で一人で仕事をしているときにやばくなりがちで、感情が処理されないまま積もってしまう感覚がある。やばいと思ってオフィス出社を多めにしたら、やっぱりかなりスッキリしたので、人と話すこと、特に他愛ない雑談をすることが私にとってはストレス発散なのだろうなと自覚した。

悩んでいるときや落ち込んでいるとき、その悩みそのものは、そもそも解決の見込みがなかったり、難題だったりするから悩んでいるのであって、それを消し去ろうとしても無理なのだなと思う。悩みは悩みとして受け入れ、自分の心の中に悩みの保管場所を作っておき、あとはその悩みに自分全てを支配されないよう、他の空間をしっかり確保することが大事なのだなと感じる。それは私にとっては他人と雑談することだったり、音楽を聞くことだったり、散歩することだったりするし、人によってそれぞれ違うのだろう。そういう余白の部分をコロナは奪っていったのかもしれない。10月からは都内でもGoToキャンペーンが実施されるというし、今年いちばんの解禁ムードになってくると思う。それが誰かの救いになってほしいと思うし、同時にまた冬にかけて爆発的流行がおきないようにと願う。