instead of 五輪

7/26に書きかけた日記を時間差アップ。

 

本来ならばこの4連休はオリンピックで大盛り上がりしているはずだったということが信じられない。五輪にかこつけて、10月の体育の日が確か移動してきたため4連休になったと認識しているのだがあってたっけ。

私としては10月の体育の日は毎年朝霧jamに行っているので、正直勝手なことをしてくれるなよと思ったりしたのだが、純粋に4連休はありがたかった。し、今年の朝霧jamはどうなるのだろう。やってほしいなあ。狭いステージないし、3つの密が重なることはあまりないと思うのだがどうなのかしら。

 

4連休はかなり満喫したけれどあっという間にすぎてしまった。最初の二日は恋人と過ごし、残りの二日は自分の時間に充てた。

ナウシカを初めて見たけどとても感動した。私はジブリをほとんど見ないまま大人になってしまったため、トトロや耳をすませば魔女の宅急便などはすべて大人になってから見た。二十歳ちょいの割と厭世観強めの時に見たので、正直まったく面白いと思えず、なんならキキに対してめちゃ嫌悪感すら抱いていて、メイもサツキもうざったく、これが国民的映画としてもてはやされていることにイライラするほど苦手(言い過ぎか...)だった。

 

やっぱり多少言い過ぎな気がしてきたけれど、とにかくジブリにあまりいい印象がなかったのだけれど、ナウシカちゃんはなぜかとても好きになれて、ストーリー含めてとても楽しめた。

ナウシカちゃんが終始厄介とされているものたち(虫たち)に対して対話の道を選ぼうとすることと、だからと言って人間を全否定するわけでなく大切にし、共存の道を歩もうとするところがとてもよかった。

前の週にはもののけ姫も観ていて、こちらも同じようにアシタカが人間と自然の共存を訴えるのだが、ナウシカを観た後に思い返すと、アシタカの方がなんだか胡散臭く思え、よりナウシカの健気さみたいなものが際立って感じられた。

結局アシタカは森vsタタラ場のどちらの出でもなくよそ者であって、やっぱりどこかで「ふらっとやってきたヒーローずらした人」という印象(またひどい言い方してしまう...)が拭えなかったけど、ナウシカは自分の土地に根ざしている(っていうか王女だし)という点で説得力があるし、リーダーとして支持を得ているというところも好感が持てた。

 

と思った時点で、わたし結構ルーツを気にしている人なんだと気づいた。あの人は〜の出だから。みたいな。別に実力があれば関係ないのに。

と思ったが、沈みゆくこの国の未来をじゃあ、日本人にしか任せたくないかというとそういう気持ちはまるでなく、もはや日本人には無理だから台湾のデジタル担当大臣のオードリータンみたいな人にこそもう全部お任せしたい...という気持ちにすらなるので、ただ単にアシタカがなんとなく気に食わねえっていうだけの話な気がした。(やっぱりカヤがくれた宝飾品をさらっとサンに渡しちゃう恨みが大きそう。けどアシタカはやっぱカッコいい)

 

さらりと「恋人と」なんて書いているけれど、前回アップした記事が「恋人と別れそう」回だった。その後のお話を書こうと思ったけれど、なんだかとにかく恥ずかしくてちょっと避けてしまっていた。結果的にただの痴話喧嘩みたいになってしまっているのが恥ずかしいやら心配してくれた方に申し訳ないやらで、なかなか向き合えなかった。(お友達が心配してくれて、とても救われました)。

一応しっかり悩んで落ち込んで、その後まじめに話し合いをした結果つなぎとめることができたわけですけれど、向こうのピークがすぎていて、私のピークは上がり続けている、という現状は変わることがなく、私としては追う恋愛というかたちになっている。それは私の成長にとっては必要だなと思うから別にいいのだけど、たまに手放しで安心したいような気持ちになったりもする。けどまあいまはこれでよいと思えている。

 

連休の後半は、前述したように私を心配してくれた友人たちとすごした。恋愛経験が乏しい私の話をたくさん聞いてくれることがとてもありがたい。居心地がよいものだから、つい私が話すぎてしまう。あまり多方面に配慮しないような発言も、くみとって丸くおさめてくださる人たちなので気が緩み切ってしまう。

コロナがあけたら彼らとキャンプにいって夜通し火を囲んで話したり歌ったりしたいと思った。